yoshimi.'s Diary

よしみ.が過去にやってきたことに掃き溜めです

令和のご時世に感光基板使ってプリントきた~んを自作しようとした話(失敗

LEDをつけてキタ~ンさせてあげたかった..

始めたきっかけ(興味ない人は読み飛ばし推奨)

某キャンプや365で周りの方々がOSやCPUの自作をしていたので、自分も何か自作したいけどみんなと同じことはあれだな~(逆張り精神)と思っていたときに当時所属してた団体の部室を掃除していたら、「プリント基板製作手順」と書いてある古の資料を見つけた。
現在は基板設計ツール(Kicad, Eagle etc)で基板設計を行った後基板製造会社(P板.com, elecrow, fusionPCB, etc)にデータを投げるのが主流だと思うし、私もそうしていた。しかし、古の資料を見つけてしまったこと、周りがなんか自作してるので私も何かしたい、ということで基板自作を決意し、下記の感光基板自作キットを購入
オリジナル基板製作用品 — タグ付き 「サブカテゴリー: 感光基板製作入門キット」 — サンハヤト 公式オンラインショップ しかし、いざ買ってみるとなんかダルそうだなと思ってしまい数年間放置。
ところが、2022年10月、人間国宝はまじあき先生の作品、ぼっち・ざ・ろっく が始まり、登場人物のひとりである、喜多郁代 は天性の歌声と必殺技「きた~ん」でこれまで多くのオタクを魅了してきた。そこで私は喜多郁代リスペクト企画として、きた~んと基板を掛け合わせたプロジェクト プリントきた~んを実行することにした。内容としては、持て余していた感光基板に喜多ちゃんのイラストの載せ、更にその周りをLEDで囲むことでオタクが凝視できないくらい神々しい、きた~んを生み出すというものである。

基板のレイアウト

kicad でデザイン
OHPシートにインクジェットプリンタで印刷
配線、文字はできるだけ太くしました。(削れて無くなってしまわないように
また、ベタはしても、べたグラウンドはしない方が良いかも(感光、エッチングが上手くいかなかったときにショートする原因になる)

感光 、現像

最初は蛍光灯で感光していたのですが、感光基板の使用期限が切れていたということもあり、感光が上手くいかなかった。そのため、2枚目、3枚目は太陽光で感光した(時間ミスると感光してほしくない場所まで、感光してしまうので注意)
感光後は現像材を使って現像していきます

感光後

エッチング、仕上げ

不要な部分の銅を溶かしていきます。基板が古いせいか上手くいきませんでした、、、(エッチング液の温度管理が雑だったせいもあるかも)

エッチング
削れてしまった部分は油性ペンで描き足しました(描き足すときはフラックスを塗って乾かしてからしないとフラックスでインクが滲む)
エッチング液に浸しすぎた
イラストの線が細すぎて削れてしまったので油性ペンで線を描いた
溶けてほしい銅の部分が溶けてくれなかった
とてもじゃないですが、プリント基板としての機能は果たせない(大短絡祭)ので、穴あけ、はんだ付けは諦めます(陰キャに★キタ~ン★はハードルが高かった…)

片付け

これが1番大変説ある。説明書の必要なものを見ていくと「セメント」の文字が…
そんなもの一般家庭が持ってるわけないやん、、、買いに行くのだるいなと思いつつ念のため自宅の倉庫を探したら出てきたので助かった。

セメント材
それ以外は、手順通りにやれば大丈夫。
廃液処理、使い捨て手袋、キッチンペーパーの消費量のとかのことを考えると、SDGsに逆行している感じがして新鮮でした。

まとめ

感光基板は使用期限守ろうね